毎年3月に実施されるJRを始め、多くの私鉄のダイヤ改正。今年も沢山の列車が姿を消します…。 この日の為に撮り集めた、改正で姿を消す車両や置換えの始まる車両たちの写真をまとめました!
JR編
今回のダイヤ改正で、JR各社でも多くの路線で改正が行われます。中でも、秋田新幹線へのE6系「スーパーこまち」導入や常磐特急のE657系統一などが話題になっておりますが…、その一方で姿を消して行く列車達も沢山あります…。お疲れ様の意も込め、写真を貼って行きます!!
~新幹線200系~
東北新幹線の開業から活躍して来た200系車両。「やまびこ」や「とき」など東北・上越新幹線で活躍を続けて来ました。2階建てを組み込んだ編成や晩年はリニューアル車も登場。長年活躍を続けて来ましたが、徐々に運用が減り今回の改正に合わせて全車両が引退する事になりました…。
~新幹線E3系(こまち)~
1997年の秋田新幹線開業に合わせて登場したミニ新幹線E3系「こまち」。東北新幹線内は「やまびこ」→「はやて」と連結して東京~秋田を結んで来ました。しかし新型車両E6系による「スーパーこまち」の運用が開始され、今回の改正より置換えが始まります。
すぐには姿を消しませんが、来年度中にはE6系の導入が完了する予定なので先は長くないでしょう…。
※今改正より置換え開始であって、改正と同時に姿を消す訳ではありません。
~651系「スーパーひたち」~
常磐線の特急「スーパーひたち」の専用車両として1989年に登場した651系。長年常磐線の顔として活躍して来ましたが、2012年3月の改正で大半がE657系に置き換えられました…。その後も数往復が残りましたが、今回の改正で全てがE657系に置き換えられる事となりました…。
かつては仙台まで走っていましたが、2011年3月11日の東日本大震災以降はいわき以南のみでの活躍となっております。一部のフレッシュひたちにも充当されています。
離脱後も車両自体は廃車はされず、他線区へと転用される模様です!
~E653系「フレッシュひたち」~
485系による特急「ひたち」を置き換える為、1997年より導入されたE653系。基本編成は赤・青・黄・緑と4色が登場して注目を集めました! 後に登場した4両の付属編成は朱色となり、全部で5色に。
651系と共に常磐線の特急「フレッシュひたち」として活躍。時には団体列車や臨時列車で東北方面や群馬・上越方面へ足を伸ばす事もありました。また7両編成と4両編成を上手く組み合わせ、閑散とした時間帯は7両のみ・ラッシュ時は11両や14両で運用されて来ました。
車両自体は比較的新しいですが、常磐特急E657系統一の為、今回の改正で常磐線から離れる事になりました…。今後は羽越本線の特急「いなほ」へと転用される模様です!
~211系 幕張車~
113系初期車を置き換える為、高崎区より転属して来て2006年より運用を開始した房総色の211系3000番代。外房線は赤・内房線は青・総武本線は黄・成田線は緑と、カラフルな前面幕が特徴的でした!
113系と共に房総/北総地区を走り回って来ましたが、2009年末より元京浜東北線の209系を改造した209系2100番代の運用が開始。まずは113系が置き換えられて行きましたが、2011年より211系の置換えも開始。先に外房線と内房線からは撤退し、総武本線と成田線で最後の活躍を続けて来ましたが、今改正で全ての編成が離脱する事になりました…。
これらの車両は短編成化されて長野へ転属となり、115系を置き換える模様です。
~211系 高崎/宇都宮線~
長年高崎線や宇都宮線で活躍して来た211系1000/3000番代。主力という程ではなく以前は115系・最近はE231系のサポート役という感じでしたが、25年以上走り続けて来ました。2005年からはグリーン車も連結!
2012年9月よりE233系3000番代へと置換えが開始され、徐々に本数が減少…。今回の改正では宇都宮線から完全撤退、高崎線は4往復を残すのみとなります…。
改正後も残る理由はE233系最終編成が配給されたばかりで、万が一間に合わなかった時に備えての模様です。
※今改正では全ては撤退しませんが、後継車両も出揃っているので時間の問題と思われます…。
~107系 日光線~
小山に0番代・高崎に100番代が配属されている107系。165系の足周りを流用して登場した車両です。
0番代は日光線で長年活躍。登場時は白を貴重に緑で日光の”N”が描かれたデザインとなっていましたが、2009年より下半分茶色に金のラインの入ったレトロ調の塗装に変更。2010年までに全編成が塗装変更されて活躍して来ましたが、元京葉線のメルヘン顔205系を改造した205系600番代への置換えが決定。今改正で全てが置き換えられる事になりました…。
~123系 辰野支線~
荷物電車を改造して登場した123系クモハ123-1。オリジナルの塗装で”ミニエコー”の愛称で親しまれ、JR東日本唯一の123系として中央本線の辰野支線で長年活躍して来ました。
今回の改正で大糸線で活躍中のE127系へと置き換える事になり、JR東日本からは形式消滅となります…。
↓~115系 長野車~
白い車体に窓周りにブルー系の帯を巻いた明るいイメージの長野色115系。長野車は松本や長野地区を中心に使用されております。
今回の改正より元幕張の211系3000番代への置換えが開始され、徐々に姿を減らして行く模様です…。
※今改正より置換え開始であって、改正と同時に姿を消す訳ではありません。
お次はJR東海です!!
~313系8000番代「セントラルライナー」~
中央本線の名古屋~中津川を結ぶ「セントラルライナー」。専用色の313系8000番代が用意され、名古屋~多治見間を乗車する場合のみ乗車整理券が必要となるシステムで運用されて来ました。しかし料金が必要などの為か乗車率も低く、今回の改正で廃止に…。料金不要の快速へ置き換えられる事になりました。
~117系 東海色~
長年名古屋地区で活躍していた117系。名古屋地区では白い車体にオレンジの帯を巻いた東海色として活躍して来ました。晩年は1編成を国鉄色(新快速色)に塗り戻し、注目を集めました!
313系の増備で徐々に数を減らしていましたが、今回の改正により全編成の撤退が決まりました…。
そしてJR西日本!!
~183系「こうのとり/きのさき/はしだて」~
485系の交流機器を降ろすなど改造して登場した福知山地区の183系700/800番代。普通の国鉄特急色とはまた少し違った塗装で、福知山線の特急「北近畿(→現:こうのとり)」や「きのさき」「はしだて」など、山陰本線や福知山線の特急で使用されて来ました。
独自の塗装車も存在しましたが、2011年3月より287系の導入が開始され、まずはオリジナル色が消滅…。国鉄色はその後も活躍を続けて来ましたが、2012年より元くろしおの381系が福知山へと転属し国鉄色183系の置換えも開始。徐々に運用が減り現在に…。そして今回の改正で全てが引退となります。
~205系 宮原車~
ラッシュ時に京都/高槻~尼崎間のみの運用専用車として、阪和線で活躍していた0番代計28両が2012年に宮原区へと転属して来ました。車内は全編成サハ以外6両にリニューアルも施されました!
1年ほどの活躍でしたが、再び離脱して他線へと転用される事となりました…。
JR編は以上です。様々な名車達が消えて行きますね…。
私鉄編
~東武スカイツリーライン 南栗橋~新栃木の区間急行と区間準急の廃止~
浅草~新栃木間で直通運転している区間急行が区間短縮され、南栗橋始発/行きとなります。日中に運運転されていた浅草~久喜間の区間準急も廃止され、浅草発の電車は日中は各駅停車のみで竹ノ塚行きと北千住行きが交互に運転される模様。西新井以北利用の際は必ず乗り換えが必要に…(汗)
日比谷線からの直通電車が北越谷行きから南栗橋行きに変更。快速や区間快速も減便…。また、東上線でも東急線との直接乗り入れが開始され、快速も新設されますね!
~東急東横線 9000系&菊名乗り入れ03系~
今回の改正より東京メトロ副都心線と東急東横線の直通運転が開始!! それに先立ち、東横線で運転されていた9000系が撤退となります…。また、中目黒から菊名まで乗り入れていた日比谷線からの直通電車も廃止となります…。
私鉄編も以上です。
以上で今回のダイヤ改正で消える/置換えの始まる列車達の特集を終了とさせて頂きます。
さよなら651系&E653系の特集も作成予定です!
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