GW目前!サービス業歴15年以上のオタクが語る「連休の裏側」と、SNSの「努力不足論」に物申す!

暮らし・生活

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今回の記事は…GW直前にSNSで見かけた「連休に休めないのは努力不足」という、サービス業の心をザックリ抉るポストへの私なりのアンサーです。

サービス業で戦う仲間たちへのエールと、そして予定を合わせてくれる友人への感謝を込めて、色々と綴ってみたいと思います。






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SNSで見かけた「ある言葉」に思うこと

今年もいよいよやって来ましたね、ゴールデンウィーク。

最大12連休なんて声も聞こえますが、我々サービス業にとってはゴールデンワークの開幕合図に他なりません!💪



しかし先日、SNSで「連休に休めないのは努力不足だ」という趣旨のポストを見かけました。
(※投稿された方は過去に炎上した人のをスクショしただけで、ネタポストなのは理解しております)

こういう言葉は定期的に流れてきますが、16年この業界(詳細は伏せますが観光地のど真ん中です)で働いてる身としては、ネタとは分かりつつも流石に「おっと?」と指が止まってしまいました🔥






誰かが働くから、誰かが「観光」できる

どうしても下に見られてしまう事の多いサービス業。
実際に働いてても、あからさまに見下してる感じで話し掛けてくる人も多いのは事実です。


しかし、もし日本中の全労働者が「努力」して、カレンダー通りに休める仕事に就いたらどうなるでしょうか?

  • 連休に乗りたい飛行機や新幹線・特急などは、パイロット・運転士がいないので全便運休。
  • 旅先の土産物屋は、店員がいないのでシャッター街。
  • アニメイベントも、スタッフがいないので開催不能。


などなど…
これでは、「12連休」があっても何も楽しくありませんよね。




「休める人」がいるのは、その裏で「働く人」がインフラやサービスを支えているから。
そして「働く人」の給料は、「休んでいる人」が楽しんで使ってくれるお金で成り立っています。

これこそ、最高に健全な「お互い様」ですね。






オタクとしてのジレンマ:平日休みの特権と、土日の疎外感

とはいえ、オタクとして辛い瞬間があるのも事実です。
アニメのイベントやライブ、鉄道のイベント運行などなど…その多くは土日に集中します。

16年間、何度も「その日は仕事休めない…」と歯噛みしてきました。




でも、悪いことばかりではありません。

  • 平日の撮影地ではほぼ同業者に会わない。
  • 観光地はガラガラ。
  • 新幹線や特急もガラガラ。
  • コラボカフェなどもガラガラ。

この「静寂」を味わえるのは、サービス業ならではの特権です。



しかし、一昨年秋…大好きな漫画の作者様のサイン会に休みが取れず行けなかった時は、自分は何故生きてるんだろう…このまま消えてしまった方が楽なんじゃないかとも思ってしまい、なかなか立ち直れませんでした。

でも過去にはかなりわがまま言って、休みを貰ってどうしてもなイベントは大半が参加出来たのが救いでした。






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ここからは個人的な話になります。

何故筆者はオタクなのに、イベントが集結してるサービス業で働き続けてるのか…なかなか辞められない事情をまとめてみます。






入社した頃は今より環境が良かった

私が今の職場に入社したのは2010年のこと。
元々目指してた職種の会社を多数受けるも、当時就職難に加えて実力の無さもあり、内定を頂ける事はありませんでした…。

そして身内からの紹介で現在の会社に。
こんな落ちこぼれを拾って頂いた以上、偉そうな事は言えない立場なのは自覚しております。



そして当時はまだ、定期的に土日祝日に休みが回ってくる事がありました。

多少の不自由はあっても、年間10日以上の土日休みあり、「まあ仕事だしな」と妥協できる範囲でした。






2012年:マイホーム完成、そして土日休みが消える

2012年、大きな転機が訪れました。


職場の体制変更により、土日祝日の定期的な休みが実質的に消滅。
同じタイミングで実家を建て替え、「35年ローン」という名の、絶対に逃げられないクエストが始まったのです。

自分で選んだ道とは言え、「気軽に辞める」という選択肢が閉じた瞬間でした。

その分ワクワクもかなり大きかったですが!!



この頃はまだ、土休日が休めなくてもそこまでダメージを受ける事は少なかったのです。
しかし……






2013年:本格的にアニオタになる

定期的な土日曜休みを失い、ローンを背負った私に、さらなる追い打ち(?)が。

2013年、運命のアニメに出会ってしまったのです。

『ゆるゆり』、そして『きんいろモザイク』。

本格的にオタクの「沼」にハマり、イベントの楽しさを知れば知るほど、カレンダー通りの休みがない現実が牙を剥きます。

「今イベントが行われてるのに、自分は何故店頭を接客をしているんだ……」と、何度泣きそうになったことか…



そしてその後も好きな作品が増えると共に、イベントに行けないという絶望を何度も味わい、『好き』を作るのも怖くなってしまいました…。






「辞めればいいじゃん」への回答

SNSでは時々、「嫌なら辞めて、休める仕事に就く努力をしろ」なんて言葉が流れてきます。
確かに正論なのは間違えありません。


でも、人生には「タイミング」と「責任」というものがあります。

抱えるものが無ければ簡単かも知れませんが、私にはローンという名の「守るべき城」があり、長年築いてきたキャリアがある。
簡単に「ポイ」とはできないのが大人の事情というものです。

しかし…、

「辞められない」から頑張るのではない。

今出来る事は精一杯働いて貯蓄。そして実現したい夢も沢山あります。
この場で踏ん張って、いつか理想のライフスタイルを勝ち取りたい。

だから今日も店頭に立ち続けております。
もう少し貯蓄も増えれば、「もういつでも辞められる!」と心のゆとりも増えて行きそうです。



まぁ、結局は自分の都合なんですけどね…笑

しかし頭の中では分かっていても、やっぱり辛い時は辛い…。
サービス業で働く人達のこういう時の愚痴は、正論で返さず多めに見てやって下さい…笑






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大切なのは「煽り」ではなく「リスペクト」

自身の話になってしまいましたが、最初のテーマに戻ります。


連休を全力で楽しむ人がいて、それを全力で支える私たちがいる。
そこに「どっちが上」なんてありません。

そして自分で選んで働いてる以上、「感謝しろ」と押し付けるつもりはありません。


ただ、お互いが「あなたが休んで(働いて)くれるおかげで、自分も楽しく過ごせる」という、ほんの少しのリスペクトを持てたら、もっと優しい世界になる気がします。



だからこそ今回の件の元ポストのような発言は論外…そしてそのようなサービス業に従事する方々をバカにする発言をする人は軽蔑します。
身内にそのような発言をする人が居なくて本当に良かったと思います。



そして土日の夜に、わざわざ予定を合わせて飲みに誘ってくれる友人たちには本当に感謝しかありません。

彼らのような存在のお陰で人生をエンジョイ出来てるからこそ、明日も元気に店頭に立てます!


さて、今年のGWも私は都内の某観光地で皆様をお待ちしています。

同じくサービスを提供する側の皆さま…一緒に”ゴールデンワーク”を頑張って乗り切りましょう!!💪

しっかり休める方はどうぞ私の分まで、頑張る人たちをわざわざ刺激するような余計な事は言わずに、全力で連休を楽しんできてください!✨






今回の記事は以上になります。
閲覧頂きましてありがとうございました🙇‍♂️






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